2010年12月アーカイブ

 ある時、スペイン人が当店に来られました。当店のカニを見て食べて興奮して言いました。『いやぁ、全く驚いた! 家に戻ったら、さっそくスペインにいる母と姉に電話をする』『日本でこのカニが食べられるんだぞうーー』と。

 スペイン人は本当にこのカニが大好きなんだと言ってました。やはり、高いんだそうです。それから、数年後、彼が彼の母と姉らしき人を伴って街を散歩しているのを見かけました。きっと、日本の企業に勤めている息子が、母と姉を招いたのでしょう。一瞬、声をかけようかと思いましたが止めました。彼にプレッシャーがかかると思ったからです。

 スペインでは、高いこのカニですが、日本で食べても高いことには変わりありません。彼にこのカニの名前を聞いたことがあります。『スペイン語でこのカニは何と呼ぶんだ?』 確か彼は『PATAS RUCIAS 』訳して、『ロシアの足』『何故、そう呼ぶんだ』と聞いたところ、『わからない』とのことでした。

 ロシア人の足は逃げ足が速くて、このカニと似ているとでも言うのでしょうか?それとも、ロシア人の女性の足はそんなにも魅力に満ちて勝ちあるもんなのでしょうか? それじゃ、食べてみたくなりますよね。誰か知っていたら教えてください。サービスしますよ!。

ずいぶん前になりますが、あるお客が言っていました。「このカニ、どこかで見たぞ!食ったぞ!そうそう、確かスペイン、スペインだよ1!」 そんな訳で、何年か前にスペインを旅行したとき、是非見てみたいと思って一番大きなデパートの地下食品階に直行しました。近海の魚や雑カニの中にこのカニは堂々と並んでいました。がしかし、その値段の高いこと高いこと。その当時、スペインの給与水準は日本の3分の1から5分の2程度だと思いましたが、売っている値段は驚くほど高いもので、とてもとてもこれじゃスペインの庶民には無理だなあという思いでした。

次の日、ベルセロナの市場にも行ってみました。なんとなんと、ここでも魚やのセニョリータが両手にこのカニをかざして、声を張り上げていました。しかし、その値段も驚くほど高いものでした。

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